日本酒は純米吟醸が好き

日本酒

純米酒かつ吟醸酒という尊さ

「純米酒」「吟醸酒」は「特定名称酒」と呼ばれ、それぞれの呼称を商品に表示するための原料・製造方法などの条件が定められています。

「純米酒」は、米・米こうじ・水を原料に製造し、醸造アルコールは使用しないお酒です。

「吟醸酒」は、4割以上精白(精米歩合60%以下に)した白米を原料に用い、低温(5~10度ほど)で長期間(およそ30日以上)発酵させるなど、特別に吟味して製造します(吟醸造り)。

「純米吟醸」ということは、「純米酒」でありながら「吟醸酒」でもあるということです。ああ尊い。

特定名称酒の種類(沢の鶴HPより抜粋)

日本酒のラベルに記載されている「吟醸」や「純米」は、お米の精米歩合や原料などの条件を満たした「特定名称酒」の呼称です。

特定名称酒は主に、「純米酒」「吟醸酒」「本醸造酒」の3種に分類されます。

大分類特定名称酒原料精米歩合香味等の要件
純米酒純米酒米・米麹香味と色沢が良好
純米吟醸酒米・米麹60%以下吟醸造り・固有の香味と色沢が良好
純米大吟醸酒米・米麹50%以下吟醸造り・固有の香味と色沢が特に良好
特別純米酒米・米麹60%以下または特別な醸造方法香味と色沢が特に良好
吟醸酒吟醸酒米・米麹・醸造アルコール60%以下吟醸造り・固有の香味と色沢が良好
大吟醸酒米・米麹・醸造アルコール50%以下吟醸造り・固有の香味と色沢が特に良好
本醸造酒本醸造酒米・米麹・醸造アルコール70%以下香味と色沢が良好
特別本醸造酒米・米麹・醸造アルコール60%以下または特別な醸造方法香味と色沢が特に良好

特定名称酒に含まれない「普通酒」:

上記のような要件を満たさず、特定名称酒に含まれない日本酒は「普通酒」と呼ばれています。「一般酒」と表記されることも多く、原料や精米歩合などに決まりがない日本酒で、お手頃な価格帯で手に入ります。

普通酒の中にも旨味を感じられるお酒は多くあり、日常酒として広く浸透しています。

僕は純米吟醸が好き

上記の繰り返しになりますが、特定名称酒は主に、「純米酒」「吟醸酒」「本醸造酒」の3種に分類されます。それを踏まえて僕の中では下記のとおりに整理しています。

「純米酒」:純米酒、特別純米酒

「吟醸酒」:吟醸酒、大吟醸酒

「本醸造酒」:本醸造酒、特別本醸造酒

「純米酒」かつ「吟醸酒」:純米吟醸酒、純米大吟醸酒

若いころは、普通酒より本醸造酒、純米酒より純米吟醸、大吟醸よりも純米大吟醸の方が美味しいんだと思っていました。

確かに、値段をみると上記の順で高くなる傾向にありますし、醸造にかかる労力なんかを考えても、そうあってほしいと蔵元も思っているんじゃないでしょうか。

しかし、人の好みは三者三様、十人十色。高価なお酒だからといって必ずしも美味しく感じるものではありません。

特にコスパ(僕は、この表現が少し嫌いですが)も含めて評価すると、普通酒でもとびきり美味しく感じられるお酒はありますし、逆に純米大吟醸だけど口に合わないってこともあると思います。

いろいろ語ってしましましたが、なんだかんだ言って僕は純米吟醸が好き。

「純米酒」ならではの米の旨味や深いコクを有しながら、「吟醸酒」としての香り高さやすっきりとした味わいを持っているところが、たまらなく好きなんです。

みなさんも、この気持ちわかってくれますよね!

出典:沢の鶴公式HP「特定名称酒」って何のこと?知っていますか 日本酒の種類・定義より抜粋

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