缶入りクラフトビールの王道

今日は、缶入りクラフトビールの王道「よなよなエール」をご紹介します。
何度飲んでも美味い!
こんなに柑橘系の香りを強く感じるビールは「よなよなエール」が世に出るまでに、なかなか日本では味わえなかったと思います。
それもそのはず、日本で主流のビールは高温多湿の日本の風土にマッチした、さっぱり飲みやすいラガービールやピルスナータイプが多かったからです。
そんな日本のビール市場に風穴を開けた「よなよなエール」ですが、その歴史を振り返るとかなりの紆余曲折があったようです。

「よなよなエール」の歴史
「よなよなエール」は、株式会社ヤッホーブルーイングが製造・販売するクラフトビールで、今日では日本のクラフトビール市場を代表する存在です。
その誕生は、創業者である星野佳路氏がアメリカ留学中にニューヨークのパブでエールビールと出会ったことに始まります。
当時の日本では主にラガービールが主流で、エールビールの豊かな香りと深い味わいに感銘を受けた星野氏は、このビール文化を日本にも広めたいと考えました。
1996年5月2日、長野県北佐久郡軽井沢町に本社を置くヤッホーブルーイングが設立され、翌1997年に「よなよなエール」が誕生しました。「よなよなエール」という名前には、「夜な夜な(毎晩)飲んでほしい」という願いが込められています。
しかし、創業当初は地ビールブームの終焉もあり、8年連続で赤字が続く厳しい状況だったようです。
その後、インターネット販売に注力し、楽天市場での販売を強化するなどの戦略転換により、徐々に売上を回復させました。
現在では、「よなよなエール」は日本を代表するクラフトビールとして、多くのファンに愛され続けています。
振り返ってみると、今から約30年前には「よなよなエール」が誕生していたんですね。
いつの間にか、そんな長い歴史が生まれてしまったことに驚きを隠せません。
少し気が早いですが、2027年には「よなよなエール」が誕生して30周年、何かしら大々的なイベントがあるといいですね。
「よなよなエール」の特徴
「よなよなエール」は、アメリカン・ペールエール(APA)スタイルのクラフトビールで、豊かな香りとバランスの取れた味わいが特徴です!具体的にはこんな魅力があります。
✨ 柑橘系の華やかな香り
アメリカ産のカスケードホップを使用していて、グレープフルーツやオレンジを思わせるフルーティな香りが広がります。
🍺 心地よい苦味とコク
ホップの爽やかな苦味と、モルトの甘みやコクが絶妙なバランス。飲みごたえがありつつ、後味はすっきりしています。
🌿 香りを楽しむ「エール」タイプ
ラガーとは異なり、上面発酵で作られるエールビールなので、香りが立ちやすく、じっくり味わうのにぴったり。
🏅 国内外での高評価
「インターナショナル・ビア・コンペティション」や「ワールド・ビア・アワード」など、数々のビールコンテストでも受賞歴があります。
🌙 名前の由来と親しみやすさ
「夜な夜な飲んでほしい」という名前の通り、仕事終わりやリラックスタイムにぴったり。パッケージデザインの月のイラストもかわいくて印象的です。
食事との相性も良く、ピザやグリルチキン、さらにはカマンベールチーズともよく合うので、おつまみにもぴったり!
ヤッホーブルーイングの展開商品
ヤッホーブルーイングは、多彩なクラフトビールを展開しています。以下に主な製品をご紹介します。
よなよなエール
アメリカン・ペールエールスタイルのビールで、柑橘系の華やかな香りとバランスの良い味わいが特徴です。
インドの青鬼
IPA(インディア・ペールエール)スタイルで、強い苦味とホップの香りが際立つビールです。
水曜日のネコ
ベルジャン・ホワイトエールスタイルで、フルーティーな香りと軽やかな飲み口が特徴です。
裏通りのドンダバダ
黒ビールの概念を覆す衝撃的な味わいが特徴のビールです。
正気のサタン
低アルコールのIPAで、ホップの香りと軽やかな飲み口が楽しめます。
クラフトザウルス ペールエール
軽井沢の気候やライフスタイルに合う理想のペールエールをイメージして設計されたビールです。
これらのビールは、公式オンラインショップ「よなよなの里」や、公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS」などで購入・試飲することができるので、気になる方はぜひ一度味わってみてください。
きっとあなたも、クラフトビールの沼にハマってしまうことでしょう。
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