醸し人九平次 うすにごり (萬乗醸造)

日本酒

フレッシュでジューシーな味わい お米のジュースのような飲みやすさ

「醸し人九平次 うすにごり」は、愛知県名古屋市の萬乗醸造が季節限定で販売する生酒です。

基本的に完全予約販売で提供されるため、年末ごろに予約しておかないと手に入らなくなってしまいます。

去年「醸し人九平次 うすにごり」のことを知った時には、もう2月になっていたので、手に入れられなくて残念な思いをしました。

そして今年は、しっかり予約して入手いたしました!

しかも、入荷の知らせを聞いて取りに行った時に、一年前の「醸し人九平次 うすにごり」が1本だけ残ってるとのこと。

こうなったら、2年分飲み比べてみよう!ということになりました。

「醸し人九平次 うすにごり」は、黒田庄産山田錦を100%使用し、フレッシュでジューシーな味わいが特徴で、微かな発泡感とともに、まるで米のジュースを飲んでいるかのような飲みやすさが魅力とされています。

2024年、2025年ともに、米の甘味とすっきりさが共存するとんでもない飲みやすさが特徴的でした。

どちらも美味しかったですが、やっぱり2025年の方がフレッシュさが上でしたね。

アルコール度数も16度と15度の違いの分だけ、2025年の方が飲みやすく感じました。

とはいえ、2024年も酒屋さんで適切に保管されていたせいか、劣化のようなものは全く感じませんでした。

醸し人九平次について

繰り返しになりますが、「醸し人九平次(かもしびとくへいじ)」は、愛知県名古屋市の萬乗醸造(ばんじょうじょうぞう)が造る日本酒のブランドです。

国内外で高く評価されていて、特にフランスの星付きレストランでも提供されるほど、和食だけでなく洋食とも相性の良い日本酒として有名です。

特徴的なのは、ワインのようなフルーティで繊細な味わい。

たとえば「純米大吟醸 山田錦」は、華やかな香りと米の旨味が絶妙なバランスで、口当たりがとても滑らかです。

また、フランスのワイン産地で学んだ醸造技術を取り入れていて、発酵や熟成に対するこだわりがワイン好きにも刺さるポイントになっています。

人気のラインナップ

  • 純米大吟醸 山田錦:王道の一本。透明感と旨味が広がります。
  • 純米大吟醸 雄町:ふくよかでコクのある味わい。
  • Le K Voyage(ル・カー・ヴォヤージュ):フランス市場向けに開発された、洋食と合わせやすい洗練された味わい。

公式HPのキャッチコピーに訴えかけてくるものがあるので転載します。

「すべては、田んぼと畑から、始まっています。」

KUHEIJIブランドは、毎年起きる様々な大地のドラマに耳を傾け、
彼らが語りかけてくるものに真摯に向き合い、
名古屋・黒田庄・モレサンドニで「醸す」というロマンチックでドラマチックな仕事に臨んでいます。

我々は、自ら素材を育て、汗することで、ビンテージやテロワールなど、田んぼ・畑でしか感じられないドラマを体感しています。

そして、自然のリズムと摂理に、抗えず、天を仰ぎ、祈る事しかできない人間の非力と、太陽の尊さを思いしらされています。

しかし、それを知らずして、我々の哲学も、美学も、エレガントも、そこには宿らなかったと、思っております。

実は皆さんが「田んぼに入れ、畑に入れ」と、背中を押してくれたのです。「素材の躍動を、飲みたい」と、皆さんの声が聞こえて来たからです。私を導いて頂いた事に感謝の気持ちでおります。本当にありがとうございました。
この場をかりて御礼申し上げます。

この醸造に向き合う真摯な姿勢や顧客に対する謙虚な態度が、これほどまでのクオリティのお酒を生み出すんでしょうね。

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