続 カバランの赤いハイボール缶

ウイスキー

今日は、台湾の人気ウイスキーブランド「カバラン」がリリースしている「贅沢すぎる」缶飲料、カバランバーカクテルシリーズについて、さらに掘り下げて紹介して行こうと思います。

3種類のハイボール缶

前回の投稿でお伝えしたとおり、2024年9月24日(火)「DRYトリプルシェリーカスクシングルモルトハイボール(赤缶)」が新たに発売されました。(現在はローソン専売)

これは、カバランバーカクテルシリーズとしては5種類目となりますが、ハイボールとしては3種類目の商品となります。

カバランバーカクテルシリーズの最初のハイボール缶は、2021年4月に登場した「カバランバーカクテル ハイボールウイスキーソーダ(青缶)」でした。

カバランバーカクテルシリーズの2番目のハイボール缶は、2023年6月に登場した「カバランバーカクテル DRYシングルモルトハイボール(黄缶)」です。

そして今回、カバランバーカクテルシリーズの3番目のハイボール缶として「DRYトリプルシェリーカスクシングルモルトハイボール(赤缶)」が登場しました。

こうして3種類が揃うと、信号機みたいですね^^

「カバラン(KAVALAN)」は台湾初のシングルモルトウイスキー蒸留所として2006年から稼働しました。

そして、2008年に最初のシングルモルトウイスキー「カバランクラシック」が発売されました。

以降、世界5大ウイスキー以外の生産地として注目を集め、世界的に高い評価を得てゆきます。

そんな台湾産のRTD(Ready to Drink)が、このカバランバーカクテルシリーズとなっています。

ウイスキービギナーの方にはもちろん、ウイスキーファンも満足なリッチで贅沢な味わいとなっています。

それぞれの商品データを以下にあげておきます。

赤缶

希望小売価格:495円

内容量:320ml

アルコール度数:8%

種別:ウイスキー(発泡性)

原材料:ウイスキー/炭酸

黄缶

希望小売価格:330円

内容量:320ml

アルコール度数:6%

種別:ウイスキー(発泡性)

原材料:ウイスキー/炭酸

青缶

希望小売価格:330円

内容量:320ml

アルコール度数:5%

種別:リキュール(発泡性)

原材料:ウイスキー、糖類/炭酸、酸味料

3種類+αを飲み比~べ

手元に3種類のカバラン ハイボール缶が揃ったので、さっそく飲み比べてみたいと思います。

まずは外観から。それぞれをグラスに注いでみたところ、青缶と黄缶は色味にあまり差がみられませんが、赤缶は少し濃いめの色をしています。

熟成が進んでいるせいなのか、それともイメージに合わせて着色したのか、高めのアルコール度数と相まって、いかにも飲みごたえがありそうに見えます。

また、炭酸の感じは、黄缶が一番強くて、次に赤缶、青缶と続くように見えました。これは、原材料の割合によるものと推測します。

香りは、どれもカバランらしいフルーティな甘味を感じさせますが、特に赤缶はシェリー樽由来の香りを強く感じました。

「DRYトリプルシェリーカスクシングルモルトハイボール(赤缶)」

現在のところ、赤缶はローソンの専売となっており販売価格が495円(税込)となっています。

10月4日以降、他の店舗や通販での流通が始まるようです。実売価格がいくらになるか楽しみですね。

さて、プルタブを開けると、カバランらしい甘い良い香りが漂ってきます。

グラスに注いでもいいけど、キンキンに冷やして缶のまま飲むのもありかもしれない。

ハイボール缶3種類の中では一番香りがはっきりしていて余韻が長く、ウイスキー通をも満足させる味わいになっています。

それもそのはず、公式からリリースされた情報によると320ml中65mlがカバラントルプルシェリーカスクで、残りの255mlが炭酸水だけで作られています。

ちなみに、カバラントルプルシェリーカスク700mlの実売価格は約1万円です。(2024年9月現在)

そこから65ml分の価格を計算すると、なんと「約930円」になります!

赤缶の販売価格が495円(税込)って、冷静に考えると価格設定がバグってませんか?

「DRYシングルモルトハイボール(黄缶)」

黄缶は、通年販売商品になっています。大きなイオンをはじめとしたスーパーマーケットなどで取り扱いがあるようです。

しかし、あるところにはある、ない店舗にはいつまでたっても入荷しない商品みたいなので、ご自分の近くの販売店を押さえておくと良いと思います。

赤缶と飲み比べると、やや香りはおとなしめですが、こちらも原材料がウイスキーと炭酸だけなので、雑味がなくウイスキー本来の味わいを楽しむことができます。

入手しやすさや販売価格などを考えると、普段からカバランのハイボール缶を飲みたい人は、こちらの方が日常的に飲みやすいかもしれませんね。

公式からリリースされた情報によると320ml中約50mlがカバランクラシックシングルモルトウイスキーで、残りの270mlが炭酸水だけで作られています。

ちなみに、カバランクラシックシングルモルトウイスキー700mlの実売価格は約1万円です。(2024年9月現在)

そこから50ml分の価格を計算すると、なんと「約715円」になります!

黄缶の実売価格が305円(税込)って、冷静に考えると価格設定がバグってませんか?(再)

「ハイボール ウイスキーソーダ(青缶)」

青缶も通年販売商品になっています。黄缶と同様の店舗で取り扱っているので比較的に入手しやすいと思います。

3種類で飲み比べてみると、やはり一つだけリキュールのカテゴリーに入っていることからもわかるように、ウイスキー本来の味わい以外のものを感じます。

とはいえ、黄缶と同じカバランクラシックシングルモルトウイスキーがベースに使われているので、カバランらしい甘やかでフルーティな風味が感じられます。

ウイスキーを飲みなれている人にとっては、ちょっと甘ったるく感じる部分もあるけど、ウイスキービギナーや飲みなれていない人にとっては、かえって飲みやすく感じるかもしれません。

公式からリリースされた情報によると320ml中約35mlのカバランクラシックシングルモルトウイスキーが使われているようです。

カバランクラシックシングルモルトウイスキー約35ml分の価格は「約500円」です。

青缶の実売価格が305円(税込)って、やっぱり価格設定がバグっているようにしか思えないw

「ディスティラリーセレクトNo.1」+「ウィルキンソン炭酸」

おまけで、ボトルからハイボールを作ったらどうなるのか、やってみました。

時々ローソンでカバラン ディスティラリーセレクトNo.1 200mlを見かけます。

そこで、ディスティラリーセレクトNo.1とウィルキンソン炭酸でハイボールを作ってみました。

ちなみに、黄缶に合わせてウイスキー50ml、炭酸水270mlで作ってみました。

味わいは、予想していたとおり黄缶に一番近かったです。

でも、量を測って作る手間などを考えると、わざわざ作るよりRTDのハイボール缶の方が楽だなー、と思いました。

ちなみに、カバラン ディスティラリーセレクトNo.1 200mlの実売価格は約2,500円です。(2024年9月現在)

そこから50ml分の価格を計算すると、なんと「約625円」になります!

普通に赤缶が買えるw

黄缶や青缶なら2本買えるwww

カバランバーカクテルシリーズは良コスパ

以上のように、完成品でRTDになっているハイボール缶の方が、なぜか自分でわざわざ作るより安くつくという謎な状況になっています。

お酒は嗜好品なので、あまりコスパにこだわるのは良くないと思いますが、カバランバーカクテルシリーズに関しては、間違いなく良コスパであると断言できます。

世界的な人気を獲得してからは、カバランのボトルはそこそこ入手が難しいですし、何より元々の価格設定が安くはありません。

気軽に、そして手軽にカバランを楽しもうと思った時の選択肢として、カバランバーカクテルシリーズは有り寄りの有りだと思いました。

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