定期健康診断、受けていますか?
突然ですが、みなさんは定期健康診断を受けていますか?
できれば年に一度、そうじゃなくても2~3年に一度は受けてくださいね。
たいていの身体の異常を早期発見できると思います。
とはいえ、異常を見て見ぬふりをしてしまいがちなのが人間というもの。
今日は、毎年の定期健康診断で肝機能の異常値が示されていたにも関わらず、放置し続けたおっさんの反省談です。
最初は血圧が高めに…
僕が社会人になったころは、新人の歓迎会で先輩や上司からお酒をしこたま飲まされる?のが普通でした。
僕も先輩がたの洗礼にとまどったものの「意外に飲める」自分に気づきました。
おそらく僕は、アルコールに強いタイプなんだと思います。
しこたま飲まされても、あまり顔に出ないもんだから、先輩がたからは飲みが足りないと叱責を受ける始末でした。
20台早々にお酒に強いという事実に気づいた僕は、大人の特権にどっぷりとハマり、お酒をこよなく愛するようになりました。
宴会では人一倍飲み、私生活でも仕事で飲めない日以外は毎日飲むのが常態化しました。
今から振り返れば、最初の兆候は20台後半には出ていたんだと思います。
毎年の健康診断で血圧が少し高めに出るようになりました。
とはいえ、治療が必要なレベルではなく、当時は今と違ってBMIも20前後だったので、特に気にすることなく過ごしていました。
ちなみに、当時の酒量は毎日ビールのロング缶を2本、週末は一晩でロング缶6本を開けることも多々ありました。
ついに血液検査に引っかかる
30台になってから、管理職に昇進したこともあって、仕事が忙しく運動する機会が激減しました。
20台の頃は67kgを維持していた体重が、年々増えていき30台半ばになる頃には80kg、BMIは25を超えてしまいました。
この頃、ついに血液検査に引っかかり始めました。
AST、ALT、γーGTP、LDLコレステロールなどなど、最初は基準値を少し上回る程度でしたが、40歳になる頃には大幅に上回って、要注意から異常値にまで達してしまいました。
もう完全なるメタボリック、生活習慣を見直さなければならないはずですが、仕事を言い訳に見て見ぬふりを続けていました。
余命5年、長くて10年ですね
40歳を過ぎて、体重90kg、BMIは29という状況でした。
さすがに職場の上司からも心配されて、生活習慣病外来にでも行ってみてはどうかと勧められました。
そこで出会った医師から衝撃の宣告を受けました。
「余命5年、長くて10年ですね。というか、完全にアルコール依存症です。よくここまで放置できましたね。肝硬変一歩手前なのでこのまま飲酒を続けたら早死に間違いなしですよ!」
「ここが最後のチャンスです、きっぱりと飲酒をやめて生活習慣を見直さないと血を吐いて死にますよ!」
本当にお医者さんか?と疑いたくなるような強い口調で指導を受けました。
しかし、医師の真剣な態度から、本当にまずい状況にあることがひしひしと伝わってきたので、この時に断酒することを決意しました。
5年で健康体?
人間の身体って不思議ですね。
そして、人の意思って本当に軟弱ですね。
断酒から5年、定期健康診断での血液検査に引っかからなくなりました。
そうなると「飲酒しても問題ないのでは?」と思っちゃいますよね。
そうして僕は飲酒を再開したのでした。
でも、以前とは違います。自分の身体を労わるためにも週に二日は休肝日を設けています。
美味しいお酒と長く付き合いたいから、飲酒を再開するにあたって妻や家族と約束したのでした。
最後に、これからも飲酒と健康についての話題を時々あげていこうと思います。
みなさんも健康を大切に、楽しいお酒を心がけてくださいね。
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